脚がむずむずする
「夜になると脚の奥がムズムズする」
「じっとしていると、足を動かしたくてたまらなくなる」
「足が気になって寝つけない、夜中に何度も目が覚めてしまう」
このような症状が続いていませんか?
脚の不快感やムズムズした感覚は、「むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)」と呼ばれる病気かもしれません。
当院では、こうした眠りに関する症状についても、心療内科・精神科の視点から丁寧に対応しています。
脚がむずむずする症状とは?
脚がむずむずすると感じる症状には、以下のような特徴があります。
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夕方〜夜にかけて、脚の奥の方がむずがゆくなる・虫が這うような感覚
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横になったときやじっとしているときに症状が出やすい
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足を動かすと、一時的に楽になる
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寝つきが悪くなる、夜中に何度も目が覚めてしまう
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長時間のデスクワークや会議、映画鑑賞などでも苦痛を感じる
こうした症状が頻繁に起こることで、不眠や集中力の低下、日中の眠気などに悩まされる方も少なくありません。
脚がむずむずする原因は?
脚がむずむずする原因には、いくつかの要因が関係していると考えられています。
1. むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)
この病気では、神経伝達物質「ドパミン」の働きの低下や鉄分の不足が関係しているとされています。
症状は夜間や安静時に強く出ることが多く、睡眠障害の一種として分類されます。
2. 鉄欠乏性貧血
体内の鉄分が不足していると、神経伝達がうまくいかず、脚に不快な感覚が出やすくなることがあります。
3. 慢性腎疾患や糖尿病などの持病
これらの病気に伴って、神経のバランスが崩れることで症状が出ることもあります。
4. 抗うつ薬や抗精神病薬など一部の薬の副作用
一部の薬では、神経に作用して足の違和感が出ることがあります。
脚のムズムズによって引き起こされる病気や状態
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不眠症
足のムズムズで眠れない、途中で目が覚めるなどの睡眠障害が続くと、慢性的な不眠につながります。 -
日中の眠気・疲労感
しっかり眠れないことで、日中に眠くなったり集中できなかったりします。 -
気分の落ち込み・不安感
不眠や体調不良が続くと、気分の低下やストレスの蓄積につながることもあります。
脚がむずむずする症状への処置・治療法
当院では、症状の程度や生活背景に応じて、次のような対応を行います。
1. 問診・血液検査
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いつから症状が出ているか、頻度、時間帯などを詳しくお伺いします
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必要に応じて、鉄分の状態や貧血の有無を血液検査で確認します
2. 薬物療法
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ドパミン作動薬
神経伝達を調整し、ムズムズ感を軽減します -
抗てんかん薬・鎮静薬など、症状に応じて使用されることもあります
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鉄剤補充(鉄不足がある場合)
3. 生活習慣の見直し
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就寝前のカフェイン・アルコールを控える
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適度な運動、入浴で血流を良くする
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脚のストレッチやマッサージを習慣にする
よくある質問(脚のムズムズ)
Q1. 皮膚はなんともないのに、なぜムズムズするの?
A1. むずむず脚症候群は、皮膚ではなく「神経系」の働きの不調によって起こると考えられています。
Q2. 高齢でも発症しますか?
A2. はい。年齢を問わず起こることがあります。特に女性や鉄分不足の方に多いとされます。
Q3. 睡眠薬では治らないのですか?
A3. 睡眠薬は根本的な治療にはならないため、ドパミン作動薬や鉄剤などの治療が必要となることがあります。
Q4. 精神科で相談していい内容ですか?
A4. はい。当院では睡眠障害とこころのケアを一体で診ていますので、ぜひご相談ください。
院長より(脚がむずむずして眠れない方へ)
「足がむずむずして眠れない」
「じっとしていられず、つらい」
そんな症状に悩まされている方は、多くいらっしゃいます。
この症状は、むずむず脚症候群という神経の病気であることが多く、原因があって起きているものです。
「気のせいかな?」「我慢すればそのうち治るかな?」と思って放置してしまうと、不眠や日中の疲れ、こころの不調につながることがあります。
当院では、こうした「見えにくい不快感」に対しても丁寧に対応し、必要に応じて検査や治療を行いながら、快適な睡眠と生活を取り戻すお手伝いをしています。
どうぞお気軽にご相談ください。
